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国立民族学博物館(みんぱく)に行ってきました!

投稿日:2019年2月15日 更新日:

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タイトル通り、ずっと念願だった大阪にある国立民族学博物館(以下みんぱく)に行ってきました。

親戚の大阪人からは「あんなん行って何がおもろいの?」と言われていましたが、私には一日では足りないぐらい満喫してきました!

駅から施設までの道のり

みんぱくは万博記念公園の中にあるので、大阪モノレールの万博記念公園駅を降りた後、万博記念公園を突っ切ってみんぱくにたどり着きます。

私が万博記念公園に着いた時は朝の9:30ごろでまだ10時前でしたが、チケットを購入して中に入ることができました。

みんぱくに行きたいだけなのに万博記念公園のチケットを購入しなければなりません。

そうは言っても250円ですが。

公園に入ってすぐに太陽の塔があります。

そこからひたすら歩いてみんぱくに到着。

駅から歩いて大体20分ぐらいで着きました。

みんぱく到着~展示場まで

この時点で10時ちょっと前でしたが、警備員のおっちゃんが建物の中に入っていいよと教えてくれたので中に入ります。

展示場は建物の2階にあります。

※手荷物を預けるロッカーは1階にあるので、利用する方は1階のコインロッカー(コイン返却式)に荷物を預けてから2階に行くのをオススメします!

おかげで私は2階と1階を往復しました。

2階受付で展示場の入場料金を払って中に入ります。

再入場が可能ですが、その際に必要になるのでチケットは失くさないように!

1階にレストランがあるので、一度展示場を出てお昼ご飯を済ませて再入場~ってのができます。

ちなみにお土産などを売ってるミュージアムショップも1階です。

企画展などは特別展示館の特別展示場で行われています。

展示場(本館)のすぐ隣が特別展示館です。

展示場~オセアニア

展示場は大きく3つに分けて、A~Cブロックに分かれています。

【Aブロック】オセアニア・アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・西アジア

【Bブロック】音楽・言語・南アジア・東南アジア

【Cブロック】朝鮮半島の文化・中国地域の文化・中央・北アジア・アイヌの文化・日本の文化。

順路通りに入っていくと、最初はAブロックのオセアニアからです。

ここでは諸島の成り立ちや交易・航海技術などの説明と文化が紹介されています。

※以下ちょっと話が長くなっちゃったので、次の見出しまで飛ばしてOKです。

オセアニアのエリアに入ってすぐ目に飛び込んでくるのが、この地域で使用されていた船。

なかなかの大きさです。

腕木の目的や、どのように帆を動かしているのかなどが説明されています。

実際に船を見れるので分かりやすいです。

船のすぐ横には海図が展示されていますが、これがまたすごい。

縦横のシンプルな木軸に島の位置を示す貝殻が軸の交点に配置されています。

この海図がめっちゃシンプル。でもこれで航海できちゃう!かっこいい!!

航海の目印は星と視野にある島ですが、これらを利用しながら風と帆を上手く使いながら航海していきます。

この航海の方法については動画で説明が見れます。

この動画がストップアニメーションでできていて、無駄に手が込んでいる。

オセアニアの各諸島は火山とサンゴ礁の2タイプから成り立っていて、それぞれ得られる資源が違うため、互いに交易で補い合うのですが、これの交易品の確認テストみたいなゲームが設置してあります。

このゲームがちょっと無駄に時間を食うため、皆さんチャレンジしてみても途中でやめてしまう方が多かったですね。

私は最後までやりました。結構間違えましたが。

交易品の隣には仮面や調理道具などが展示してあります。

この仮面を眺めているとゼルダに思いを馳せてしまいます。

あー、ゼルダに出てきそうwwって展示物がたくさんありました。

展示場~アメリカ

オセアニアのエリアが終わると今度はアメリカのエリアに入ります。

ここでは移民と原住民、植民地や宗教の融合など色々と考えさせられる資料がたくさんあります。

アメリカ大陸は南北でかなりの気候が違うので、それぞれの衣服の違いなど実際の展示物を見ながら理解をすすめることができます。

アメリカエリアの入口や衣装の展示のすぐ近くにタッチパネルが設置してあり、そこでとても詳しい説明を読む事ができます。

でもコレ、いちいち丁寧に読んでると時間が無くなります。

私は全部資料を読んで進んでいったのですが、結局時間が無くなり開館の10時から閉館の17時まで滞在したのですが、展示物の半分も見れませんでした。

展示場~ヨーロッパ

私の一番の目的である刺繍(クロスステッチ)の展示があるのが、このヨーロッパと西アジアのエリアです。

ヨーロッパのエリアは産業革命や当時の人々の暮らし、衣服についての展示が印象に残っています。

麻を収穫して糸につむぎ、織って布にするまでの過程や、産業革命時代の雇用についての説明があります。

↑の「パリのモードを盗む」って説明が私的にかなりツボったんですが、私だけでしょうか??

この説明の隣には昔のアイロンやシンガー社のミシン、当時のボタンなんかも展示されています。

シンガー社ミシン

この足踏み式のミシンがすごく美しい。

展示場~アフリカ

全然期待せずに入ったアフリカのエリアは想像以上にハマりました。

このエリア入ってすぐに実際にアフリカにあった(と思われる)店や看板がそのままあります。

まずはキオスク。

アフリカ キオスク

店は外観だけでなく中もそのまま持ってきたようで、店の中を覗いてみると古い電話やよく分からない紙やポスターが貼られていてすごく面白かったです。

アフリカ 店

あと写真を撮り忘れたのですが、アフリカの人々の仕事についても資料がたくさん展示してあり、その中の廃材を使って作った鞄なんかもすごく面白かったです。

ハイネケンの空き缶で作った偽ジュラルミンケースみたいのが展示してあって、コレ若い子が「作ってみた」でやりそうやなって感じが実際の仕事ととしてアフリカに存在し売られているのかと思うとなかなかにエモイっす。

エモイの使い方よく分からないけど、合ってますかね?

アメリカのエリアにもありましたが、奴隷や植民地・紛争についての資料もありました。

忘れてはいけない私達の罪ですね。

他に移民とそのサポートについての資料がありました。

展示場~西アジア

西アジアにも私が一番の目的にしていた刺繍が展示されていました。

しかも見たことのないステッチがあり、ちゃんと裏側も見えるように展示してあったのですごく嬉しかったです。

西アジア 伝統衣装 クロスステッチ 一色刺し

写真だと分かりにくいですが、一番左の刺繍は刺繍糸の光沢が美しく表現されてあり勉強になりました。

あとは遊牧民のテントの再現やラクダに付ける装飾品の展示などもありました。

西アジアのエリアに入ると、ラクダの鳴き声(?)がエンドレスに再生されているのですが、
このラクダの鳴き声がなかなか強烈な印象として残っていて、刺繍・ラクダ・テント以外の展示物に何があったのか忘れてしまいました。

なんだっけ??他に何があったっけ?まじで思い出せない。

ここで、オセアニア~西アジアのAブロックが終わります。

次からはBブロックです。

展示場~音楽

音楽のエリアは楽器ごとに分かれて展示されていますが、かなりフリーダムに展示してあるので何度かくるくる回って見ないと、見落としていた楽器があったりするのでよく回りを見渡しておくといいです。

ギターはルーツ・国や地域・エレキへの変遷・音楽シーンなど、様々な観点や分野にまたがって紹介されていて楽しかったです。

日本国内に目を向けて見てもギターの扱われ方や位置がどのように変遷していったのかが分かって面白かったです。

ウクレレについても戦前・戦後の歴史的背景を含めた説明があって面白かったです。

太鼓やリード楽器、打楽器についても国や地域をまたいでの共通点や違いを比べることができ、それらがどういったときに演奏されるのかなど学べて面白いです。

ミュージアムショップ

まだまだ展示場の半分にも届いていないのですが、ここで閉館時間になってしまったので今回はここまでです。

ミュージアムショップでの買い物も楽しみにしていたので、実は途中で抜け出して買い物だけ済ましてました。

以前行ったことがある東京国立博物館みたいな広さを想像していたら、売り場スペースはトーハクの半分も無いくらいでした。

せっかくみんぱくに来たんだからみんぱくでしか買えないものを!とも思ったのですが、あまり私にはヒットしなかったので別のものを買いました。

みんぱくオリジナルのグッズだと、確か仮面のマスキングテープとかクッキーの型とか売ってたような…。うろ覚えです、すんません。

それでも珍しい具材のカレーとか海外のフェアトレードのチョコレートが買えたので良かったです。

あとオセアニアの海図のポストカードも買いました。

著作権に引っかかりそうなんでここに掲載できないのが惜しいですが。

それにしても開館~閉館まで滞在したのに時間が全く足りないほど満喫できました!

また行けたら今回の続きをこのブログで語れたらなと思います。

ちなみに、みんぱくの展示物の半分も見れなかったと親戚のおっちゃんに言ったら「お前は学者にでもなるんか」って笑われました。

なりません。

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